5/2 『ダイナマイト関西2010 first』ディファ有明

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5月2日、ディファ有明にて『ダイナマイト関西2010 first』を観戦して来ました。


バッファロー吾郎両氏の開会宣言の後に、対戦開始です。

出演:バッファロー吾郎/ライセンス藤原/ロバート秋山/伊藤修子/和田ラヂオ/アジアン馬場園/オアシズ大久保/スリムクラブ真栄田/オードリー若林/中山功太/笑い飯/麒麟/世界のナベアツ
司会:浅越ゴエ

【オープニングシングルマッチ】
○バッファロー吾郎木村明浩 2-0 中山功太●
・師弟対決。
対戦前に流れた木村さんの言いがかりVTRに笑いました。

【トーナメント1回戦 第1試合】
●ライセンス藤原一裕 0-3 ロバート秋山竜次○
・雑草VSエリート的な煽りを散々しておいて、 藤原氏が負けてしまったのは相当悔しいかと思われます。
秋山氏の大喜利は飄々としていました。

【第2試合】
○伊藤修子 1-0 和田ラヂオ●
・試合前の煽りVTRで「得体の知れない人に負ける」と言っていたモンスターエンジン西森氏のコメントに笑いました。
そんな女優VS漫画家対決。
・今回S席が取れなかったのでB席で妥協したのですが、列の一番端、空調の隣だった為に前の席の方の前髪が常に横になびき、始終『ゴー』という音がうるさく響く悪席で、ラヂオ先生が何と言われているのか全く分かりませんでした。ラヂオ先生が画ネタで良かったです。
木村さんの解説も一切聞き取れず。ディファ有明はA席迄!という教訓を得ました。
・木村さんが語るVTRから伊藤修子さんが只物 ではない人物という事が分かりましたが、実際にこちらの度肝を抜く大喜利をされる方で、「毎朝トイレに入って2時間は出て来ないお父さん。何をしている?」で答えた『尊師のイニシエーションを受けている』が、この対決での一番のインパクトを受けました。

【第3試合】
●アジアン馬場園梓 1-3 オアシズ大久保佳代子 ○
・女芸人対決。
VTRから大久保さんに牽制しまくる馬場ちゃん。
対して、余り他人に興味が無さそうでマイペースな大久保さん。
・対決前のインタビューで意気込みを訊かれ、
「大喜利をした事が無かったんですけど、元来のサセ子気質から引き受けました」
と答える大久保さん。
・大久保さんの大喜利も飄々としていて面白かったです。
下ネタもねちっこく感じないのが強味な気がします。
「史上最悪な誕生パーティーの理由は?」というお題に、NO下ネタで答えた『クラッカーからまさかのしらたき』にウケました。
まさにまさかのです。

【第4試合】
●スリムクラブ真栄田賢 0-2 オードリー若林正恭○
・過去に因縁があった方々の対決を集めたのが今回のD関、昨年のヤングマスター戦で優勝を争ったのがこの2人。
・初戦からプロレス的な罵り合いをしている煽りVTRが多く、この2人のVはどういう作りになっているのだろうと思っていたら、若林くんの「悔しかったですね、やっぱり」に始まり、お互いを認め合って褒め合う流れに。
おまけに春日さんもコメントで登場。
「リベンジします」と言う若林くんに「ラクティスのCMを貰います」と言う真栄田氏。
・耳の調子が悪くなって病院に行ったという真栄田氏。
お医者さんに「耳じゃなくてノドでしょ」と突っ込まれた話をハスキーボイスで語られました。それでも意外に聞き取りやすい良い声です。
・対して、相方が以前この会場でK-1選手として闘い、右耳の鼓膜を破られた事があると、耳繋がり話を語る若林くん。
低いテンションで「持ち前の高いテンションで頑張ります」とも言っていました。
・「夜景が見えるレストラン、夕日が見える丘はロマンチックですが、ロマンチックではないシチュエーションは?」というお題で若林くんが答えた『現場検証中のオープンカフェ』と『町田のホテル』に笑ってしまいました。
若林くんが2ポイント残して勝利。

【D関特別タッグマッチ】
○笑い飯 2-0 麒麟●
・かなりの盛り上がりを見せたタッグマッチ。
麒麟田村氏のほのぼのキャラに楽しませて頂きました。
・「通っていたスポーツジムを出入り禁止になった男、何をした?」というお題が出て「えー?そんな事あるー?」と言った田村氏が憎めません。
川島氏が保護者の様でした。
・解説の功太氏が田村氏の大喜利について、 過去に「高倉健が出した写真集のタイトルは?」というお題に『フォト倉健』と答えた事があると語っていまして、それがもの凄く面白かったです。
フォト倉健!!

【D関特別シングルマッチ】
○バッファロー吾郎竹若元博 5-2 世界のナベアツ●
・不覚にも舟を漕いでしまった為に、記憶が全くありません。
反省です。

【トーナメント準決勝 第1試合】
●ロバート秋山竜次 0-1 伊藤修子○
・目が覚める好勝負でした。
「30年後に再会した初恋の彼女の見たくなかった姿とは?」というお題で
『私はマリア様と言い張り警察と揉めている』
『早稲田の大隈講堂でホルマリン漬けになっていた』
と答えた伊藤さんに会場が戦慄。
解説の真栄田氏が「女性版野性爆弾ですね」と称していました。
・伊藤さんの『私はマリア様と言い張り警察と揉めている』という回答と、D関無双での「世界一もらいたくないラブレター、その書き出しとは?」で答えた『私は清朝の王女です』で、藤谷美和子が好きなのかなと思いました。
伊藤さんのおかげで、記憶の奥底にあった「紀宮さまは私の妹。お会いしてお手紙を渡したいのです」と言って警察と揉めた藤谷美和子皇居侵入未遂事件を思い出してしまいました(D関無双での伊藤修子さんの回答を教えて下さったN様、P様、有難うございました)。
・「お年寄り向けのマクドナルドの特徴は?」というお題で出した、Mの字を山に見立てた秋山氏の画ネタが秀逸でした。
伊藤さんの『安楽死への道が用意されている』は怖過ぎます。
1ポイント残して伊藤さんの勝利。

【準決勝 第2試合】
●大久保佳代子 1-3 オードリー若林正恭○
・「お台場が近いという事で、キャンパスナイターズの為に頑張ります」と意気込む若林くん。
・お題「まーる描いてちょん♪より心踊る絵描き歌の歌い出しは?」で『電気消してかーらよっ!』と歌う若林くんに、解説の秋山氏が「若林のリズムは独特ですね」と言っていたのには笑いました。
・「時代劇で1000回ものNGが出た難しいセリフとは?」で若林くんが出した『勝新のバーカ』で時間切れ。
3-1で若林くんの勝利。

【決勝戦】
●伊藤修子 0-1 オードリー若林正恭○
・会場の扉から登場のお2人。
会場内を抜けて行く最中に流れた「必ず勝利をその手に掴み取れ!!」と言うとろサーモン村田氏のナレーションに合わせて右手をあげる若林くん。
その後ろ姿が今でも印象に残っています。
・決勝戦に相応しい盛り上がり。
・「うらめしや~に代わる幽霊のセリフは?」というお題で、伊藤さんが『ベルリンの赤い雨を降らせたろか~』と答え、準決勝では若林くんが「プラス100円で味噌汁が豚汁になる牛丼屋。プラス100万円ではどうなる?」というお題で『ジェロニモが超人になる』と、随所で『キン肉マン』ネタを見たので、改めて漫画を読み返したいなと思っています。
森永ココアを飲みながら。
・「うらめしや~に代わる幽霊のセリフは?」で少々苦戦をしていた若林くんでしたが、ニタニタ顔での『怖がりやぁ~?』は何となく笑ってしまいました。
・お題「映画版ドラえもんの次回作でみせる、のび太のカッコイイ姿とは?」にて、ポイント奪取には至りませんでしたが、若林くんの『タケコプターに掴まって飛ぶ』というイラスト回答が好きでした。
有り得そうで無いカッコ良さ。
しかし『ドラえもんのポケットに世界中の核を捨て世界平和』という回答は本当に格好良かった為、会場中が感心の美しい拍手、赤面してバツの悪そうな若林氏、長引く審議…という珍事が起こり、「続行」のアナウンスに心底ホッとした表情をする若林くんでありました。
・「タラコ唇、大根足の様な身体のパーツの悪口を」というお題では、2人のペンの動きが滑らかでした。
伊藤さんの『顔面土石流』から、若林くんの 『ヘリポート乳首』『パーティーグッズ顔』『腹話術人形的ほうれい線』『地底人オーラ』など、少し自分たちの事を言っているのか的な回答もありましたが、伊藤さんの『ゲートルを巻いた復員兵足』には笑いました。足首が無いという事でしょうか。奥が深い悪口です。
・2列程後ろの席から伊藤さんの回答に対して「えー何歳なのぉ?」という声が聞こえて来ましたが、こういったネタの骨組みは、年齢ではなくアンテナの張り巡らし具合だと思います(例:半田健人くん)。
それより、2列後ろからの声が届いて来た事に驚愕。お静かにです。
・「縄文時代に野球があったら起こっていたであろう珍プレーとは?」というお題にて、長考していた若林くんが出した『代走マンモス』で会場中が大爆笑。
ラスト1つのポイントを奪い、見事優勝!おめでとう!!!

●優勝したオードリー若林くんには、チャンピオンベルトと黄金のフリップが贈呈されました。
「今のお気持ちは?」と訊かれ、
「ずっと出たくて、2年前にメールで木村さんに出たいと送ったんですが偽物だと思われて…。やっと本戦で優勝出来て嬉しいです」
とコメント。
●スリムクラブ真栄田氏の
「また若林くんと再戦したいです」
と、アジアン馬場ちゃんの
「早く隅田さんに会いたいです」
というコメントも印象的でした。
●真栄田氏は、楽屋に遊びに来ていたケンドーコバヤシ氏が若林くんの「ヘリポート乳首」でウケていたというお話もしていました。
●木村さんの総括では、運営に関してなかなかに厳しい話もあるという事で緊張してしまいましたが、D関を愛する芸人さんや関係者の方々が居る限りは、ファンが心配する事は無いよね…と思います。
「美しい国ニッポン!」です。
●チャンピオンベルトを巻いてステージ中央に佇む若林くんは、ふわふわしている様な、嬉しそうな、目が潤んでいる様な、とにかく優勝を噛み締めている表情で、その姿にこちらが感極まって泣けて来てしまいました。
オープニングの登場シーンで「ダイナマイト関西に誰よりも熱い情熱を燃やす男」と言われていた若林くん、本当におめでとう!!

【その他】
●この日は浅草花月の昼イベントからディファ有明に向かいました。
初めて生で観たしんじ氏のルックスの衝撃に、「竹内電気の斉藤さんはまだまだ可愛い方だな…いや、天使だな」と思いました。
●有明コロシアムには昔ボクシングを観に行った事があるのですが、ディファ有明は初めて訪れる会場でした。
ボクシング好きとして、お題変更予告の拍子木の音に一瞬「ハッ!!残り後10秒!?」と反応して 「ああ違う違う…」と思う事をやらかしてしまいます。
●“笑熱の女優魂”伊藤修子さんの大喜利は、最近良く観返している『平成名物TVヨタロー』の大喜利グランプリでブラックな回答を繰り返していた立川志らくさんと似ていると思いました。
社会情勢や事件事故などを上手く大喜利に組み込みつつ笑いも取る所が凄いです。
スケッチブックに回答を書いている最中も、頭からプスプスと煙を出している様な、苦虫を噛み潰した様な表情で書いているのに、当てられたらスッと面白い回答を言うのがツボでした。
●オードリー若林くんのキャッチコピーは“隠れマザーコンピューター”で、登場曲はビトタケシさんバージョンの『浅草キッド』でした。
ビトさんの『浅草キッド』は今年に入ってから唯一購入したCDで、帯に“晩酌しながら…”と書いてあるので、良く晩酌しながら聴いています。
●若林くんが初戦に闘っていた時と、準決勝で現れた時の顔の違いに驚きました。
準決勝で現れた若林くんの顔は、初戦より頬が痩けていて、どれだけ神経を使ったのか…と、大喜利戦士に敬意を表します。


D関出場選手の皆様の大喜利に、脳味噌が震えた夜でした。


2010/05/19 22:07
(ラフブロ『ろくでもない思いつき』より転載)



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