★3月15日★
静岡日帰り旅その2。
朝8時にレンタサイクルの受付をして、行こうと思っていた喫茶店に向かいました。
森下公園の向かいにある純喫茶『ブルーメ』です。
赤く大きな丸い看板と、
船の絵が目印です。
本当は、何も調べずに偶然出会う喜びを味わいたいのですが、今回は時間との闘いだと思い、事前にGoogleローカルで静岡駅周辺の喫茶店を調べ、ストリートビューで外観も見て、気になったお店に行くことにしました。
沢山の画像を見た中で、いちばん魅力的だったのが、こちらのお店でした。
丸い看板と、丸い道路標識と、三角のオブジェが画になります。
入口側の立て看板に書かれてある“モーニングサービス 8:00~”の文字もストリートビューで見られたので、静岡喫茶店巡りの1軒目に決めていました。
店内も、歴史を感じる期待通りの内装で、感激しました。
一番奥の席で、店内を望みます。
額の中の照明。
天井の目隠しシートも、疎らに点いている照明も憎めません。
モーニングを注文しました。
分厚いトーストと、特大茹で玉子にコーヒーで400円です。
『まるしま』でおでんを食べていたのですが、第2モーニングも美味しく頂きました。
左側の煉瓦の中には、昔は水が張っていたのかな?と思って、お店のママさんにお訊きしてみたところ、
「そのつもりで作ったけど、結局水は張らなかったのよ」
と、答えて下さいました。
昭和46年から営業されているそうで、高度経済成長の終盤から、バブルも何もかもを見て来た店内は、長居をしたくなる居心地の良さでした。
キャッシャーコーナーの雰囲気も、昭和40年代を感じられます。
帰り際に、マッチがあるかお訊きすると、もう作られていないとのことでした。
しかし、お店の外で外観の写真を撮らせて頂いていると、ママさんがお店から出て来て下さり、
「昔のものだけど…」
と、2種類のマッチを下さいました。
一見の客に、わざわざお店の外迄出て来て下さって、貴重なマッチを下さるなんて…凄く嬉しかったです。
昔は白かったという和紙製のマッチ箱。
良い色合いになっています。
看板と同じ絵柄があしらわれています。
裏面。
お洒落な字体。
確認はしなかったのですが、表の自動ドアには、23時迄の営業と書かれてありました。
夜の店内も、素敵だろうなと思います。
夜の波に揺られに、また行きたいです。
【ブルーメ】
住所:静岡県静岡市駿河区八幡2-4-14
電話番号:054-282-6159
営業時間:8:00~
※2014年閉店