静岡 純喫茶『ブルーメ』(閉店)

濱マツコ

2013年03月27日 19:14

★3月15日★
静岡日帰り旅その2。
朝8時にレンタサイクルの受付をして、行こうと思っていた喫茶店に向かいました。


森下公園の向かいにある純喫茶『ブルーメ』です。


赤く大きな丸い看板と、

船の絵が目印です。

本当は、何も調べずに偶然出会う喜びを味わいたいのですが、今回は時間との闘いだと思い、事前にGoogleローカルで静岡駅周辺の喫茶店を調べ、ストリートビューで外観も見て、気になったお店に行くことにしました。

沢山の画像を見た中で、いちばん魅力的だったのが、こちらのお店でした。


丸い看板と、丸い道路標識と、三角のオブジェが画になります。


入口側の立て看板に書かれてある“モーニングサービス 8:00~”の文字もストリートビューで見られたので、静岡喫茶店巡りの1軒目に決めていました。


店内も、歴史を感じる期待通りの内装で、感激しました。
一番奥の席で、店内を望みます。


額の中の照明。


天井の目隠しシートも、疎らに点いている照明も憎めません。


モーニングを注文しました。

分厚いトーストと、特大茹で玉子にコーヒーで400円です。
『まるしま』でおでんを食べていたのですが、第2モーニングも美味しく頂きました。


左側の煉瓦の中には、昔は水が張っていたのかな?と思って、お店のママさんにお訊きしてみたところ、
「そのつもりで作ったけど、結局水は張らなかったのよ」
と、答えて下さいました。


昭和46年から営業されているそうで、高度経済成長の終盤から、バブルも何もかもを見て来た店内は、長居をしたくなる居心地の良さでした。


キャッシャーコーナーの雰囲気も、昭和40年代を感じられます。


帰り際に、マッチがあるかお訊きすると、もう作られていないとのことでした。
しかし、お店の外で外観の写真を撮らせて頂いていると、ママさんがお店から出て来て下さり、
「昔のものだけど…」
と、2種類のマッチを下さいました。
一見の客に、わざわざお店の外迄出て来て下さって、貴重なマッチを下さるなんて…凄く嬉しかったです。

昔は白かったという和紙製のマッチ箱。
良い色合いになっています。

看板と同じ絵柄があしらわれています。

裏面。
お洒落な字体。


確認はしなかったのですが、表の自動ドアには、23時迄の営業と書かれてありました。
夜の店内も、素敵だろうなと思います。


夜の波に揺られに、また行きたいです。



【ブルーメ】
住所:静岡県静岡市駿河区八幡2-4-14
電話番号:054-282-6159
営業時間:8:00~
※2014年閉店

関連記事