今更ですが、調布の話です。
1月17日、調布市グリーンホールへ『新春!爆笑お笑いバトル 2010in調布』を観に行きました。
11:30からの1回目の公演は、響/ダブルネーム/オテンキ/サイクロンZ/ななめ45゜/いとうあさこ/どきどきキャンプ/ハマカーン/アンガールズ/オードリーの順に登場。
響長友氏の身体のデカさに健康の心配をし、ダブルネームのサビへと歌い出す歌詞が「♪高木ブー」だというのにビリビリ痺れ、初めて観たオテンキの小ボケ先生がザキヤマ氏過ぎやしないかと首を傾げ、底抜けAIR-LINEの単独に行った程大好きだった身にはいくら古坂氏の監修があってもサイクロンZ氏の当て振りは受付けず、ななめ45゜のリーダーがゆってい氏のワカチコを綺麗にやっているのを観て「チュートリアルがM-1優勝した時の漫才をアンタッチャブルがカバーしてみたと言っていたから、芸人さん達は割と他の人のネタをやってみたりしているのかな」と考えたり、いとうあさこねえさんのレオタード姿で右手にはリボンを持ち横向きの中腰で客席に語り掛ける姿は岡田あーみん先生の漫画の様だなと思ったり、どきどきキャンプの青春コントが2人の風貌に合ってなくて笑ったり、ハマカーン神ちゃんのお金のハンドジェスチャーが小銭では無く札だったのには膝を叩き、アンガールズのジャンガジャンガ講座で「あぁ〜あ〜隣の人と手が当たっちゃって〜」と呟いた田中氏に吹き出し、トリのオードリーが終わった後には、座りっ放しながらもマラソ
ン大会を完走した気分でした。
とても楽しかったです。
●ななめ45゜
ななめ45゜は、偶然TVで見掛けると嬉しい!という位のファンなのですが、ショートコントが全部面白くて感激しました。
●いとうあさこ
あさこねえさんの武富士ダンスは、『夢がMORIMORI』で木村拓哉氏が完コピしていたのを思い出し、二階堂ゆかりのダンスネタにも拍手する程理解出来てしまう『パオパオチャンネル』世代な私とすーやんさん。
●ハマカーン
家で観ていたとしたら、もっと大きい声で笑いたかった程面白かったです。
浜ちゃんがクルッと半回転してピタッと止まる所は、平成ノブシコブシ吉村氏を彷彿させ、ノブコブもまた観たくなってしまいました。
そして、生「ゲ ス の 極 み !!」の迫力!
前から思っていたのですが、グラビアアイドルの桐野澪ちゃんは、浜ちゃんに少し似ていると思います。
神ちゃんは、ネクタイからスーツから靴から、全て上等な物を身に着けているなあと流石感心。
2人共、スタイルも良しでキマッてます。
●オードリー
登場後、無言の春日氏の隣で、暫し若林くんのモノローグ。
調布には思い入れがあり、花火大会には毎年行っていたという事や、20歳位の時には武蔵境に住む友達の家に1年間程転がり込み、毎日夜から朝方迄新宿でサンドウィッチのパンに具を挟むというバイトをして、武蔵境の友達の家に帰るという生活をしていたそうです。
早朝、新宿から中央線に乗り込むと、疲労と睡魔でいつの間にやら高尾迄行ってしまう若林氏。
新宿から武蔵境の前の駅迄は右側のドアしか開かない事から、左側の扉の中央部に座り込み、武蔵境に着いたら扉が開いて自動的に外に放り出されて起きるといった話を、実演を交えてボソボソ語っていました。
この話。
・20歳という若さ
・友人宅に1年間程“転がり込む”という表現
・夜勤のバイト
・電車内で座席以外の場所に座り込む
といったポイントがツボでした。何だか暗くて。
若林くんのブログを思い出す空気感。
そして、確かに電車に座り込みそうな男だと思っていました。若年若林氏。
他にも、春日氏のむつみ荘話など。
インフル後、お見舞いの花束がむつみ荘に沢山立て掛けてあったのを見て
「『春日死んだのかな』と思って」
と言う若林くんは滑り知らず。
「なんて、死んだらいけないんですけども」
とも語り、その後に思い出せないのですが、もう少し何か言って
「こんな、僕の死生観なんてどうでもいいんですけれども…」
と言っていました。
「生きてこそ、何々…」みたいな、正に死生観を短く語っていたのですが、レポを探してもそこを書いている方が居なかったので、ここが気になる所です。
若林くんの独白が更に続くかと思いきや、動き出したカリスマ春日氏の
「皆さん」
に沸くグリーンホール。興奮です。
「オードリーのパワースポット、春日ですよ」
有難き御姿。
「隣に居ると疲れるんですけども」
とは若林くん。
漫才が何と新ネタで、畳みかける春日氏の発声に笑い止まらず。
“春日を引退するとしたら?”というネタでした。
引退セレモニーが続く中、最後の鬼瓦をしますというスピーチで
「次の鬼瓦が…『ラスト鬼瓦』です」
と神妙に言った春日氏が可笑しくてたまらず、イチバンのツボでした。
“ラスト鬼瓦”というフレーズがイカシてます。
『覗きをしている藤岡弘と中尾彬』
『バズーカで打たれる藤岡弘と中尾彬』
『ボディビルダーの視力検査』
を挟み、2本目の漫才は『春日の好きな所』でした。
エンディングでは、ハマカーン司会の元、全員集合。
色んな人からお金を借りているハマカーン浜谷氏。
それもだいたいが2万円で、「2万円というのは借りやすい金額なのか?」と考えてしまいました。
喫茶シュベールで休憩し、15:00からの2回目は、オードリー/いとうあさこ/ダブルネーム/オテンキ/サイクロンZ/どきどきキャンプ/ななめ45゜/ハマカーン/響/アンガールズという順で登場。
トップのオードリーは、再び若林くんの独り喋りが続いた後
『引退セレモニー』
『覗きをしている藤岡弘と中尾彬』
『バズーカで打たれる藤岡弘と中尾彬』
『ボディビルダーの視力検査』
『怖い話』
のネタを披露。
『怖い話』では、途中から叩き合いの後、相撲へという流れ。
若林氏相撲最強伝説ここにありです。春日氏の首を取っていました。
2回目のエンディングでは、響、あさこねえさん、若林くんが早退で居ず、やたら皆にイジられる春日氏。
ANNのDVD告知で
「レコード店へ走れ!!」
とキメたつもりが反応が薄かった為、駄目押しで言った「野獣死すべし!!」が
「野獣すすべし!!」
と、妙な訛り口調で迫力がゼロになっていました。
春日さん!グダグダです!!
でも、そんな春日氏が愛しいです。怪我が良くなります様に。
昔から大好きな調布で、オードリーを始め、楽しい芸人さんのライブが観られて楽しかったです。
すーやんさんに感謝します。
そしてまた、明るく元気な姿で漫才を魅せるオードリーが観たいです。
最後に。
ダブルネームジョー氏のブログに載っていたファイティングポーズをキメる若林くんの目に、坂本博之の目を見ました!!!
(ラフブロ『ろくでもない思いつき』より転載)